2021-01-27 【漫画】米百俵の精神と小林虎三郎「食えないから学校を建てる」 長岡藩(現在の新潟県)の武士の子として生まれた小林虎三郎は、幼い頃から勉学に励み、江戸(現在の東京)で佐久間象山の門下で吉田松陰と並ぶほど学問を究めました。 幕末の戊辰戦争では明治新政府とは戦わない意見を長岡藩に出しますが認めてもらえず、長岡は戦争で焼け野原となりました。 明治時代に入り小林は長岡藩で重要な役に抜擢され、教育に力を注ぎます。 その時起きたのが「米百俵」の事件です。 この出来事は、その後戯曲や映画になり、2001年当時の小泉首相が所信演説で「米百俵」の話を使ったことから、よく知られることになりました。 「食えないから学校を建てる」 驚きのこの言葉には、目先のことばかりではなく、未来を見通した行動を起こそうという、強い思いが込められていますね。 (マンガは『歴史人物に学ぶ 大人になるまでに身につけたい大切な心』第5巻より) www.10000nen.com