【漫画】緒方洪庵 伝染病と闘った江戸時代の医師
緒方洪庵(1810-1863)
江戸時代後期、備中国(今の岡山県)の武士の子として生まれた緒方洪庵は、幼い頃にコレラの大流行を目の当たりにします。
次々に命を落として行く人々……彼は強く医学の道を志すようになります。
そして、武家の跡取りをするよう迫る親を説得し、大坂に出て医者になりました。
当時は天然痘など伝染病で命を落とす人が多く、洪庵はその予防治療に尽力し、大勢の命を救ったのです。
また洪庵は「適塾」を開き、教育にも力を注ぎ、福澤諭吉など幕末から明治維新にかけて活躍した人材を多く育てました。
その適塾は、今の大阪大学の前身となったのです。
(マンガは『歴史人物に学ぶ 大人になるまでに身につけたい大切な心』第3巻より)