2021-02-16 いざ鎌倉 北条時頼と「鉢木」 鎌倉時代の武士の心意気「いざ鎌倉」を描いた「鉢木」の物語は、浄瑠璃や歌舞伎で演じられ、昔は教科書にも載っていたほどでした。 北条時頼は鎌倉幕府のトップ・執権という立場で、特に農民庶民を救済する政治をしたことで名君と言われますが、病気を理由に若くして執権職を子の北条時宗に譲り出家します。 そのことから「太平記」などには時頼が諸国を巡った話が残されています。 この話に出てくる佐野源左衛門は、梅、桜、松の三つの盆栽にちなんで「加賀国梅田庄」「越中国桜井庄」「上野国松井田庄」の三つの領土を与えられたと描かれており、それぞれの場所では「鉢木」に関する石碑などが建てられ、今でも慕われています。 (漫画は「歴史人物に学ぶ 大人になるまでに身につけたい大切な心」第5巻より) www.10000nen.com