【漫画】ベーブ・ルース 約束のホームラン
ベーブルース(1895-1948)
本名はジョージ・ハーマン・ルース。アメリカの野球選手。
子供っぽい性格から「ベーブ(赤ちゃん)」のあだ名をつけられました。
1914年に投手としてボストン・レッドソックスに入団。
1920年ニューヨーク・ヤンキースに移籍し、そのシーズンにホームラン54本という記録を立てます。
その後もホームランを打ち続けて1927年のシーズでは60本本塁打を達成。
全米の野球ファンを熱狂させ、1935年で引退するまで通算714本のホームランを打ったスーパースターでした。
この世界記録は1974年まで破られることはありませんでした。
ヤンキースはルース在団中は相当な利益があり、ヤンキースタジアムは「ルースが建てた球場」という愛称で知られ、彼のホームランが多く飛び込んだ右翼観覧席は「ルース・ヒル」と呼ばれるようになったといいます。
約束のホームラン
ベーブ・ルースは、その生い立ちからか子供が大変好きだったようで、群がる子供のファンたちの求めに気楽に応じてサインをしていたといいます。
特に「約束のホームラン」とも呼ばれる「ジョニー・シルベスターの奇跡」は有名な話です。
この話はルースの自叙伝の中で本人が記していることなのですが、難病に苦しむ子供のの父親が、せめてサインボールが欲しいとお願いしたのに対し、ベーブ・ルースはわざわざ病室まで会いに行き、しかも難病の子のためにホームランを打つという約束を交わします。
その約束通りホームランを放つと、少年は生きる気力が湧いたのか、医者も見放した病気を克服したといいます。
もう、最高の薬だったのでしょうね。
(マンガは『歴史人物に学ぶ 大人になるまでに身につけたい大切な心』第1巻より)